3/31/2007

Email

日本から飛んでくる電子メールの件名に【至急】とついたのがやた
ら飛び回ることがある。オリジナルに返信するものだから Re:【至
急】 Re: Re: Re:【至急】 となり、至急という文字がメールソフ
トの上から下まで占領することになる。この極太の括弧を大量に見
させられるのは、どうにも耐えられない。
英国人から [Urgent]とついたメールを受け取ることは、スパム以
外にはまずありえないし、僕もそのようなメールは少なくともここ
5,6年は送った記憶が無い。日本人は至急という単語が好きなの
だろうか。
至急なのであれば、電話や即時打ち合わせにて解決せしめるべき一
件なのを、メールでやるものだから、こうなってしまうのだろう。
CC:を複数に出したいのであれば、To:の当事者と電話で話して決め
た、その結果だけを流せば事は足りるはずである。そもそもCC:で
送られてきたメールは即ごみ箱、という人を僕は何人か知っている。
気持ちはわからないではない。
あまりに読み手の感性を無視するメールが増えてくると、こっちも
おちょくってみたくなる。【すでに至急ではなくなったよね】とか、
【以前は【重要】だったが今では些細なことになった】とか、【こ
いつはひとつ、まったりとやってくれい】とか。
メールソフトによっては(殆どそうだが)、重要度 (Priority)の
設定ができるようになっている。受け手には一々重要フラグがつい
ているが、内容が殆ど無いに等しいものも多数ある。更に救われな
いのは、メールソフトの設定により、全てのメールの既定値を最重
要に指定している人も僕は何人か知っている。
以下は好みの問題といわれればその通りなのだが、当社社員には、
なるべく HTML等のような色をつけたり文字サイズを指定できるよ
うなフォーマットではなく、Plane Text でメールを送るように勧
めている。事実、HTMLフォーマットで送ってくるメールで装飾がさ
れているものや、その必要があると認められるものは僅かだ。なの
でPlane Textで十分。サイズは最小だし、環境にやさしい。
通信技術屋としてProfessionalな香りもする。仮に【至急】なんぞ
つけたメールを送った社員がいたら大体は説教部屋に連れて行かれ
ることになるだろう。今のところ、これで説教くらった社員はいな
いが。

3/11/2007

Q1 2007

今週末は、昨年から10ヶ月間程仕込んできたプロジェクトの総仕
上げで。なかなかの結果となり、明日月曜はまずまずお客様に喜ん
でいただける作品ができあがったと胸をなでおろし、後片付けのメー
ルを出したりして、余韻を感じています。とはいえ、明日は朝7時
には現場に出かけ、山のように発生するご要望(PCの位置が悪い、
プリンターをあっちに移動してくれ等々)に当社社員は走り回され
ます。なのでまだ気は抜けませんが、勝負は見えました。熱い風呂
とワインの1,2杯位は許してもらえるでしょう。
このプロジェクトはお客様のオフィス移転。今日は仕上げとして、
導入したサーバーのダンボールやら、古い機器やケーブル等、相当
数のゴミを出して、整理もしました。このゴミの量は10年前に比
べると比較にならないくらい多いように思います。なぜだかは分か
りません。モノが直ぐに古くなってしまうようにも思うし、梱包が
年々大げさなダンボールになってきているのか。
ゴミといえば、我が家のゴミも相当なもので、一人暮らしの割には
結構な頻度で重いゴミ袋を担いでフラット裏の大ゴミ箱まで持って
いかねばなりません。どうしてこうゴミが多いのだろうと考えてみ
たところ、
1. ワインの空瓶
2. クリーニング屋さんのビニールカバーと鉄線ハンガー
3. タバコの空箱
4. 宣伝メールなど、開けもしないエンベロープ、結構かさばる
大体上の順番のようです。今春には新同居人(つまりつまがやって
くる)ができあがる予定ですので、更に生ゴミ等が増え、ゴミ捨て
の頻度が増えるかと思うとこれはうんざりします。あれって結構重
く、たまに破れたりするとワインのビンが割れたりして大変なこと
になります。そこまで貯めないのが正解なことは分かっているんで
すが。
先週は Blog をサボってしまいましてごめんなさい。別に急性アル
コール中毒になったわけでもなく、インフルエンザにかかったわけ
でもなく、いたって元気です。経営者が忙しさを理由にすべきこと
を実行しないのは最悪、反省。
それにしても当社社員は先週・今週末と、背中から湯気を出しなが
ら、よくもまあと思うほど機敏な綺麗な現場仕事をみせてくれまし
た。僕もまた気が引き締まります。2007年Q1、株市場もばたばたし
ているようですが、当店もばたばた状態にてこちらは幸先は良し。

2/26/2007

blog

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Y取締役はオフィスで僕の右隣に座っている。その刹那はお互いな
かなか忙しく、各々自分のPCの画面を見つめキーボードを叩きな
がら話をしていた。会話を中断し(たつもり)H課長に電話をかけ、
同じような話題で会話していたところ、妙にシンクロしたようにY
取締役から相槌が発生する。暫くするとオフィス内が笑いで動き始
めた。そう、電話で他人と話している僕に、懸命に相槌をうってい
るのは、僕のBlogにしばしば登場する関西人のYさんであった。
---
10数年ぶりだろうか、英国の結婚式に出席した。いや、僕のでは
なくて友人の結婚式である。シンプルでとても楽しいものだった。
食事は大変よく、酒は美味く、気持ちよく踊ってきた。でかけるま
では腰が重いが、場に入ると楽しい。お幸せに。
---
愛車が直ったと思ったら、駐車違反を2回。どちらも不可抗力に近
いのだが是非も無し。これで我がWandsworth地域の発展に貢献でき
るかと思えば、40%の所得税を取られるよりはなんとなく気がらく
だ。日本に比べればまだ楽だが、TAXというのは重い。会社が1
00円のモノを仕入れて200円で売ると粗利は100円となる。
ここからこれを売るために必死に頑張ってくれた社員に給料を50
円はらう。この50円のうち、40%がTAXとして国に入る。2
0円。更に、残りの粗利益50円から、オフィス家賃やらなにやら
をさっぴいて、10円の純利益がでる。これに対して25%のTA
Xがかかる。2.5円。結局100円もうけて、会社としては22.5円は国
に持っていかれる。経営者としての感覚では1/4は税金。サラリー
マンとしての感覚では40%。経営者かつサラリーマンとしての感覚
では、半分、すなわち1月から6月までは、国のために一生懸命仕
事して、残りの半分が実入りとなる。のような発想でTAXを捉え
てはいけないのだろうけど、つくづく厳しいものですねえ。
---
Touch type をきわめると、キーボードというものに大変うるさく
なる。僕が現在オフィスでも家でも使っているIBM製は、どうだろ
う、1990年前半の製品だろうか。クリック感のある重いキーボー
ドで、これなしには毎日効率よい仕事ができない。あと1台だけス
ペアがあるが、これがご臨終するまでには10年かからないはずだ。
その後どうしようかと気にはしている。
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女性は反芻するという。男性は変化を快く思う人もいるという。こ
のあたりは最近は変わってきているのかもしれない。
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ネタください。。。

2/20/2007

kinn benn

Blog commentにて、ちょいと考える機会を頂戴した。
勤勉さということと、長時間働くこと、というのは相関があるよう
で実は無いはずだ。ドイツ人は勤勉だ、という(ちょっと古い)日
本での通説があるが、ドイツ人が長時間働いているかというと、全
くそんなことはないことは、僕の欧州での長い生活で知っている。
では、なにを持って勤勉と捉えるか。それは例えば作品だと思う。
ドイツが誇るメルシーデス。デザイナーやエンジニア達、そして販
売する人々や経営者の芸の細かい勤勉な仕事なしには、あのような
素敵な車は作れないだろう。そしてレクサス。我らがトヨタの自信
作、助手席にしか乗ったことしかないが、これも素晴らしい車だ。
なかなか他国では難しいかもしれないし、作ったとしてもコスト的
に合わず商売にはならないのではないか。両社共、勤勉な経営陣や
社員がこれらの作品を作っているのだと思う。
勤勉で、かつ長時間働くことを受け入れる日本人の美質・努力や、
それをささえる文化・教育無しには、あの奇跡のような日本の高度
成長はありえなかったであろう。しかし、日本の現在は、もはや高
度成長期ではない。ドイツもしかり、である。
Gパン屋の例を挙げたのは、勤勉のことではなく、過度の狭い競争
意識と、時間に関する(経営者の)無意識さに疑問を持つからであ
る。どう考えても夜中のGパン屋が高い利益率を維持しているとは
思えない。しかしながら、あるGパン屋が24H営業を始めると、
競合他店も当然これを検討するだろうし、実施するかもしれない。
こうしてGパン屋の24H営業という利益率の希薄な店があちこち
に現れる。これが長時間勤務に直接つながることはないのかもしれ
ないが、狭い過当競争に24H営業という精力を費やすよりは、昼
間の利益率向上や、品質・メニューの改善に知恵と時間をかけるこ
とにより、時間のゆとりが得られるのではないだろうか。何処かに
線を引いて、売上げは上がるがこれ以上GPR(荒利益率)を得られな
いなら、経営判断で止めちまうというオプションをなぜ取れないの
だろうか。僕の知っている限りでは、ドイツには24H営業のGパン
屋は存在しておらず、その違いは、経営者が競争力というものを、
ドメスティックな国内に限定して考えているのか、国際的な視野で
考慮しているのか、のあたりにあるのではないだろうか。
毎晩終電まで仕事せざるを得ない日本人が何%いるのか数字は持ち
合わせていないが、相当数になるだろう。知り合いの英国駐在員で
も大変な生活をされている方が多数に上る。Gパン屋の話はドメス
ティックな競争という課題で、僕の問題意識をさほどくすぐるもの
ではないが、問題は国際競争力である。
毎日終電や夜中まで仕事して、タクシーに乗って帰宅するまでの長
時間労働を前提にしないと、日本企業は国際競争の中で通用しない
のだろうか。よくよく考えて、本当にそうなのだろうか。その答え
がYESならば、遺憾ながら日本の経営者達が持つDNAの何処かに、欠
陥といえば言い過ぎであろうが、なにかそのようなものが存在して
いるのではないだろうか。日露戦争でいえば203高地とか、戦国
時代だと長篠の戦での無駄な屍の山を連想してしまう。太平洋戦争
に至っては触れたくもない。
後世から冷静に観察すると、当事の作戦司令部や殿様が、いかに馬
鹿だったと簡単に言えちゃうかもしれないが、当時の当人達は最も
よかれ、という判断だったはずである。現在も前途のように、現場
では長時間労働が行われている。これらの企業の経営者は、良かれ
と思っているか、やむを得ないと思っているか、いずれにしても生
産効率を改善をしようとしてはいないか、又は意思はあるが行動に
時間がかかっているのかどちらかであろう。
あまりのんびり野放しにして良い問題ではないと思う。
日本は少子化が進み、確実に急速に労働リソースが減ることが分かっ
ている。GDPは、0.1%でも良いからとにかく上向きであることが最重
要である。既に国際平均に比して極端に多い労働時間を更に増やし
てGDPを維持するのか、または生産効率を上げることに時間を割くの
か、これは政府云々というよりは、中小企業も含めた日本の経営者
達が多少でもマクロ的・国際的に考えるべきことなのでは無いだろ
うか。

2/11/2007

ExJob

僕はコンピューターのプログラミング作業は全く苦にならない。と
いうよりは、むしろ嬉々とした楽しさを覚える。徹夜なんぞ平気の
平左だ。
開発言語には色々と手を出した。学生時代のFortranから始まり、
仕事でBasicやZ80や8086のアセンブラ、C言語と呼ばれるプログラ
ミング言語を若い頃にマスターし、英国に渡ってからも、Visual
BasicやC++という言語を、商用レベルになるまで覚えた。これらに
比べると、Web開発で使われるhtmlやcssと呼ばれるも新しいものは
(開発言語では無いが)実に簡単で、赤子の手を捻るようなもので
ある。生の外国語は下手くそでなかなか覚えられないが、発音や聴
く必要の無いプログラミング言語は、そこそこいけるクチである。
今週は、ある社内開発システムのアップグレードで、久しぶりに徹
夜に近いプログラム人生をおくった。社内開発といっても、実は僕
が一人で、Access Basic という言語を使って、しこしことコーディ
ングしてきたものである。外注するカネも無いし、自分の考えをダ
イレクトにシステム開発社(自分)に伝えられるのだから、出来上
がりは思い通りのモノとなる。自社の主ワークフロー・システムを
社長自らが開発する会社も珍しいかもしれないが、そこは我ら、技
術オリエンテッドなのである。
このシステムは、見積・購買・請求という、会計3種の神器を巧み
にオペレートしつつ、かつ当社標準のISO9001に準拠した品質管理
やオーソライズ・ポリシーを実現するという社の重鎮ともいえるシ
ステムなのであり、当社に自慢があるとすれば、そのひとつに確実
に数えられるものである。このシステムに則って見積りや請求書を
出している限り、新入社員でも明日からExlayerの品質管理に即し
ていると言える、なかなかたいした奴なのである。
会社を作った頃、SAGEという市販の会計ソフトを使用していた。一
番安いパッケージを買ったところ、請求書が作れない。開発元に電
話したところ、更にカネを払ってアップグレードが必要だという。
なので払った。次に、見積りが作れないことに気付いた。電話した
ら、更に金を払ってアップグレードが必要だという。結局結構なカ
ネを払ったが、システムとして見積・購買・請求書に、なんの関連
も得られず、ただの発行・印刷機だったということが分かった。仕
方が無いので、Excelでこれらの関係を纏めていたが、1年、2年
と経過し、トランザクションが多くなると、もう管理不能。思い立
ったのが ExJobと命名した上記システムであり、リリースから4年
が経過した。いまだSAGEには、請求書以降の処理に抜群に活躍して
もらっているが、それ以前のプロポーザル段階や、プロジェクトの
インプリ期間はこのExJobが活躍している。
とはいえ、プログラマーとしてはとうにさかりを過ぎた年齢でもあ
り、プログラマー的指差し確認等のあたりは呆けに呆けており、今
回もリリースしたら、いきなり過去の見積データが261件消滅し
ていたという障害が出てしまった。皆、頭にきているんだろうなあ
と思いながら、大して文句も言ってこないのは、開発元が社長だか
らなのだろうなあ、と気の毒になってしまった。ごめんごめん。ま
あこれは毎度のことだから、メジャー・アップデート後のシステム
は、誰も最初から信用していないのかもしれない。なので何とか復
旧できてしまうのだ。半日かけて問題を解決せしめたが、これでま
た僕のプログラマ・SEとしての評価が一段と落ちたことだろう。
今週末も小さな手直しを続けている。テニスも例のコーチに入って
もらって2時間。こういう週末は至福である。

2/05/2007

No more spin

"Did you miss the baby?"
"Well she's a little too old as a baby. How naughty was she ?
"675 pounds and 77 pence, Yosh"
"Oh, well not too bad, thought it could be double."
"I could charge double!" "No!"
本当に直ったのかどうかは今週末のテニス場へのドライブで検証す
るが、10日以上の入院にしては3桁で収まった。我が真っ赤なア
ウディーもそろそろ老衰が近い。ここ暫く入用が続くので、あと1
年半程は耐えて欲しいところだが。
テニスといえば日本の東レ・パン・パシフィックはヒンギスが優勝
したそうだ。シャラポバさんは途中で棄権。ジャスティンは、まだ離
婚騒動で出ていなかったので、あまり気合の入るツアーではなかった
が、決勝はイバノビッチに勝たせてあげたかった。この人巧いことは
巧いんだけど、勝てない。運もまだ強くないかもしれない、というと
あれだけど、運というのは、うんと大事なことだと思う。
・・・
さて今日は、ほんの軽くだが、腰が妙だ。週末2時間のテニスの結
果だとは分かっているし、これ以上重くならないことは体の声で分
かっている。しかし、日曜も今日も冷え込んだので油断は禁物。ス
トレッチ、ヨガ、風呂、その他で柔軟な腰筋(造語)を保って強化
を続けねば、また昨年のような、ソックスをはくのに3分かかる状
態になってしまう。気をつけよう。
そして今日は月曜日である。僕のBlogは不定期投稿ということで編
集部殿には大目に見てもらっているのだが、週末にはduty callsと
自らを励まし、多少のプレッシャーがかかる。先週末もあれこれ考
えてはいたが、ネタがなかなかあがってこない。そうして今日月曜
になってしまった。ネタというのは思いつくときは1分間に3つも
4つも思いつくのにね。
なので、今日はいつものテニスネタにて、うだうだしようと思う。
これだとBlogの5、6回分位はいつでも書けるかもしれない。
近年というか、もう10数年以上前からテニス界では強烈なトップス
ピン打ちが全盛となっている。素人は、テレビやライブで見る贔屓の
トッププロのスイングを真似したくなるのが人情だ。僕も例にもれず、
かっこだけのトップスピンを目指してウェスタン・グリップなど試し
ていた。しかしだ。昨年夏、ありがたいことに素敵なコーチを友人に
紹介してもらった。いかに馬鹿なスイングをしていたか、真っ先に指
摘されその日のうちに矯正された。いや、されたという過去形を使う
のは僭越、現在も猛練習中である。フラット・ドライブ、即ちラケッ
トに玉を乗せるようにして、ナチュラルに、かつ力強く運ぶ術を覚え
ずして、トップスピンなどはお話しにならないと。
僕は、特に仕事では、基本形習得派(これも造語)である。ベーシッ
クの習得無しに目先の仕事ばかりしたって、いくらたってもモノを習
得できないし新たな展開ができないという考えに100%同意するも
のである。ジャスティンのようなウェスタン・グリップでのフォアや
シングルバックを打ちたい気持ちはあっさりと捨て、「わかった、が
んばります先生」。
こうして4,5ヶ月経過した。僕のフォアは確実にフラット・ドラ
イブに近くなってきた。まだまだベースラインをオーバーすること
が多いが(玉が落ちないので難しいのです)、ネットに引っかかる
よりは良いと先生も云ふておられるので、この際、先生や仲間に甘え
てホームラン打とう。フラットドライブは、向こうのコートに深く落
ちて、バウンドしてからの玉が低い弾道をえがく。10本に1本でも
巧く打てればこれは快感である。この快感のためにテニスをやってい
る。更に、肘や手首に無理がかからないので、あまり若く無い体に故
障が出やすい年齢の人(一言でいうとオッサン)には、最適な打ち方
なのである。現在僕の課題は、インパクトで体が伸び切ってしまうこ
と、玉を見ていないときがあること、もっと縦スイングせねばならぬ
こと等々。なかなか体が覚えるまで時間がかかるものだ。多分、テー
クバックで左手をどこまで長くラケットに沿わせられるかが解になる
のではないかと先週発想して練習している。
ちょっと先生の話をする。今のところ、その先はフォア以外なにも教
えてくれない。強いて言えばサーブをちょろっと教えてくれるが、ま
ずは僕のフォアハンドをなんとかしようと真剣にしつこく継続してく
れているのだ。ちゃらちゃらボレーとか練習するまえに、基本である
フォアハンドを、僕の年齢と運動神経で可能な、最上のところまで持っ
て行きたいと思われているのではないか。こういう教え方は、また実
に僕の好みであり嬉しい。先生は、過去にワールドランキングの20
0位まで極めたプロプレーヤーであった。そして若い。そして長身の
美人、そう女性なのである。そして日本人でもある。倫敦で受けられ
るコーチとしては奇跡のような先生なのだ。まだまだ生徒はとれるよ
うなので、テニスが本当に巧くなりたい方、お子様に本格的なコーチ
をと考えている方、僕が保障します、良い先生です、こちらまで一報
下さい。

1/29/2007

Site Site Site

手足が震えるだけ怖いと思った。先週土曜日は、お客様のコンピュー
ター室の引越しがあり、当社エンジニアが15名強集まって朝から
現場を走り回ってくれた。各員、動きがきびきびしており、声も良
く出ていた。笑いと緊張がほどよく共存していた。僕が理想とする
週末現場仕事の雰囲気であって、ちょっとした感動モノであった。
チーム割りもうまく機能し、新人達は課長達の体の動きや頭脳の使
い方を目の当たりにして、当社の現場文化(僕の造語)や現場サー
ビス品質のレベルについて、大いに感じてくれたところがあったと
思う。
なんと力強い組織だろうと思った反面、とても怖いと思った。
’現場文化’は一日で成るものではない。当社のような小さくて新
しい組織の場合、まずは一人か二人による文化の造り込みから始ま
る。それが役員に伝達し、そして課長に伝わり、更に社員全員に徐
々に浸透せねばならない。何年もかかるし、どこかの伝播経路でこ
けると、その下の社員には、こけた文化がそのまま伝わる。まるで
コンピューターのように論理的で、構造的で、階層的である。最初
に僕が造り込む文化が並のものだと、全社員に伝わる文化も並のも
の、またはそれ以下となる。上質のものであって初めて全社員に上
質のものが伝わる可能性を得られるが、あくまで可能性であり、途
中でこけることも大いにありえる。そんなことを、週末に走り回っ
て良質な仕事を何時間も継続してくれた社員達を見ながらつらつら
思っていたら、足が震えるだけ怖くなってきた。多少の心地よさを
伴う恐怖感であるが。少しは社長という立場の怖さを身をもって分
かってきた、ということだろうか。40にして不惑というのは正直に
いって分からない。単に怖いのみである。
営業力の問題を抱えつつも、現在25名の組織となった。僕が当面
の目標としてきた、ある素敵な会社組織(もうなくなったが)が3
0名規模だったから、6年目の当社にとって、あともう一歩。毎朝、
緊張で手足を震わせてながら気を引き締めていこうと思ふ。
---
さて、僕の車がまたぶっ壊れた。今回は、デフロスタ(窓乾燥ファン)
がスチーム発生器に化けた。10日ほど入院が必要だという。お代は
まだ聞いていないが、恐ろしいことになりそうだ。
こちらも怖い。

1/22/2007

Profit Rate

渡英してから数年後、短期間集中型のプロジェクトがあり、毎
日朝から23時まで(をチームの約束事にした)仕事をする生
活が半年間続いた。若かったし集中力は継続できた。プロジェ
クトの終盤を向え、週末イベントを控えて念入りに仕込みを進
めたが、土曜日の当日、病院行きとなってしまった。腕に斑点
が現れ高熱を出してしまったのだ。仲間が大いに頑張ってくれ
てこのプロジェクトはうまく完了した。
さて、このプロジェクトの後、僕は急速に体力の衰えを感じ始
めることになる。長時間仕事を毎日続けたのが原因とは思って
いない。単にタイミングなのであろう。皆、ある年齢になると
急激に体力の減退を覚えるという。僕の場合は他人よりちょっ
と早かったようだが、ではその後さらに体力減退しているかと
いうと、そうでもない。今から5年前とさほど変わっていない
ような気がする。気がするだけかもしれないが、自分の体は自
分が一番知っているつもりでもある。
帰省兼ビジネスで日本に飛び、現在東京に滞在している。4階
の窓から下を眺めると、ジーンズ等を売っている店がある。店
の周りに旗を沢山ならべて、なかなかにぎにぎしいが、24時
間年中無休という旗も立っている。服屋が24時間開いている
のは確かに便利な時があるのかも知れないが、もし東京の何処
にも24時間営業のジーンズ屋がなかったとしても、さほど困
ることは無いように思う。むしろ、夜中の売上がはたしてどれ
程のものになるのか、人件費や光熱費を費やして、はたしてど
れだけの粗利率になるものかと心配してしまう。
郷里の函館に2日間滞在し、親兄弟や友人達と久しぶりに楽し
く談話をした。友人は30歳の頃、毎日朝8時から夜中の2時
まで仕事をし、それが3年間続いたそうだ。壮絶なものではあ
るが、似たような話は日本ではどこでも聞く。長時間働くこと
が一つのステータスになっている、というと言い過ぎであろう
が、これだけの長時間を費やさないとビジネス社会で競争でき
ないというのは、あまりに知恵が無いと言ってもよいのではな
いだろうか。高度成長を経て、日本は現在確実に低成長・安定
期に入っているのだから、もう少し知恵を絞って時間をかけず
に利益率を上げる努力にも時間を割いたほうが良いのではない
か、などというと高度成長を支えてきた先人や猛烈社長さん達
からお叱りを受けるだろうが、今回の旅の正直な感想である。
時代時代の経営をすべきではないか。
以下蛇足ながら。前述のプロジェクトは10年前の事だったが、
あまりの忙しさに会社にアルバイトを入れてもらえるようお願
いした。当時英国にて遊学していたうら若き日本人女性が雇わ
れ、現場事務所で僕に平気でこき使われていた。半年間の勤務
の後、日本に帰っていったが、縁というのは実に不思議なもの
である。この歳で誠に赤面ものだが、10年続いた僕の独身生
活がピリオドとなりそうだ。

1/12/2007

Cash

数年前に会社を作ろうと決心した時に、こらあかん、と思ったのは
会計のことだった。損益だとかバランスシートだとか全く知識がな
い。できあがるであろう会社の財布は、結局僕が握るんだというこ
とに気付き、はじめてゾッとして、翌日本屋に出かけなるべく分か
りやすい3冊を仕入れた。なにしろ会計のプロを雇うなんて不可能だ。
更に会計ソフトを購買し、架空の会社を作って、架空のトランザク
ションを入力して、PL/BSにどう現れるのか練習を重ねてみた。技術
屋的なアプローチなのだろうが、これはなかなかワークし、減価償
却とは何ぞや、発生主義とは何ぞや、VATとは結局だれが負担してい
るのか等々、良い勉強となった。会計の世界は技術の世界と同様、
大変システマティックなのだなあと思ったし、意外としっくりきた。
毎年のことだが、師走から年頭にかけて当社のキャッシュが極端に少
ない状態となる。今シーズンも相当厳しく、年末から数週間、銀行口
座に3万ポンドという状態が暫く続き、ちょいと緊張が続いた。売上
高 1/100のキャッシュのみで数週間凌ぐのはエキサイティング、など
ということは過ぎてから言える事であって、実際には毎回胃の痛いも
のである。とはいえ、クライシスを乗り越えた後には、ちょいと自分
を褒めて上げたい気分を3分間だけ味わうだけの達成感がある。会社
の財布は確実に守らねばならない。受注が山のようにあるのに倒産
する会社が山ほどあるらしい。毎日Profit and Loss を眺め、Bank
Recoincileをこまめに実施し、キャッシュの先行きを常時気配りし
ないと、小企業はあっという間に不渡り。
個人の家計もしっかり守ればよいのだろうが、どうもこちらは興味
がないのか、からっきし駄目である。
本年度の予算が確定し、早速課長会を開いた。殺人的な数字の羅列で
あるが、特に文句はでなかった。もしかしたら達成できると思ってい
るのか、まったく見たことも無い数字にボーっとしているのか、その
あたりは分からないが、通った予算は知恵を絞って力強く行動し達成
したい。
さて、明日は日本に飛ぶ。前から欲しかったRimowaの4輪ケースを入
手し、ぼちぼちパッキングを開始した。ポンド高がちょいと嬉しい。
いってきまーす。

1/06/2007

A happy new year

Christmasが4連休、年末年始は3連休だったが、どうも休んだ気
がしない。ちょっとしたビジネス判断の時期が迫っており、頭が過
熱気味である。加えて忘年会・新年会が毎日続き内臓も大分疲れて
いるらしい。本日は何も考えず酒ものまず、風呂と読書で一日無為
に過ごそうかと思う。
金曜は、当社非常勤取締役のトニーさんと午後を過ごした。彼は僕
の頭がもがいている時に必ず現れて、豊富な経験と鉄のような力強
い意志を大量のジョークと共に惜しみなく与えてくれる。ありがた
いことに、彼のようなビジネス経験豊富な英国人オヤジ数名が僕ら
のビジネスを常に見守ってくれている。吉田に過ぎたるもの二つ有
り、知恵の課長会と、静かなるオヤジ達、というところか。昨年は、
それぞれのスタッフが将来への手ごたえを多少感じてくれたと思う。
本年度も気を引き締めて計画通りの成長を達成したい。
さて年末年始は日本に帰省された方も多いと思う。今週は電車とパ
ブが比較的すいていた。ビジネス・フル稼働は来週からなのだろう。
ふと気付いたが、日本に帰省する際には、文字どおり日本に”帰る”
と普通は表現するだろう。が、渡英10年を超えるあたりになると、
日本に帰り、英国に戻るときにも”帰る”になる。どっちも”帰る”
なのが面白い。更に20年近くなると、日本へ”行く”になり、英
国に”帰る”と、まるであべこべになってしまう。所用にて来週末
から日本へ行き、実家にも顔を出してこようと思う。日本は飯がう
まい。ごく普通の朝ごはんが、味噌汁が、なんてうまいのだろうと
感激さえ覚える。それと、日本産ワインが評判良いらしく、これも
2年ぶりの日本の楽しみにしている。
今年もよろしくお願いします。