12/25/2006

Party Time

一連のクリスマス・イベントが終わり、英国は今日から4連休。半
分は仕事になりそうですが、半分はぐーたら過ごします。師走はそ
の名の通りで、先週はblog投稿を一度パスしてしまいました、ごめ
んなさい。
昨日Christmas前の金曜日は、例年通り2時頃に仕事を切り上げ、
近所のテスコで酒やらつまみを仕入れて、オフィスでの忘年会でし
た。いつもは5時位には皆帰るのですが、昨日は8時ぐらいまで皆
で賑やかに楽しく酒飲み談話でした。昨年とは何か雰囲気が違うな
あと思ったら、女性社員がぐっと増えたことに気付きました。
毎年10月、当社では全社員が集まって、これまたオフィスで酒を
飲んでぎゃあぎゃあした後に、プロの写真家に全員揃って撮って貰っ
たものを Christmas Card にする、というのが恒例行事になってい
ます。最近、美人沢山集めたねエ、社長の好みでしょう、と言われ
ます。が、今年から採用は基本的に部長・課長に任せた結果、たま
たまこうなったのです、と言い訳しておきます。1月にはさらに二
人の女性が入社と聞いています。なにか場がなごむというか、良い
ものだなあと思います。仕事は細やかだし、ちょっとした女性らし
い気遣いを目の当たりにすると、どうして5年間、男だらけのむさ
い職場だったのかなあと悔やまれますが、はて社長の好みだったの
でしょうか。
当社のChristmas Partyは毎年土曜日に開催です。この日だけは奮
発して、名の通ったホテルにてブラックタイ。今年はBrownsでした。
これまでは所帯が小さかったので、シェア型でしたが、今年は初め
てプライベート・ルームに40名強集まっての賑やかな会となりま
した。人の採用は悪い事だと思えと自分にも部下にも言い聞かせて
きましたが、慎重に採用を進めた結果少しずつ組織が大きくなって
くるのは嬉しい限りです。このホテルでは11時ぴったりに終了し
て、ディスコは無しということらしく、たまたま運悪く隣が Dover
Street ということで、酔った僕には no option、数名引き連れて
またDover Street Restaurantに行ってしまいました。今回は早く
入ったので、ライブのソウル、翌日軽い筋肉痛が出たほど、たっぷ
りと音とダンスを楽しんできました。
忙しい忙しいといいつつ、遊びも飲み会もたっぷりの師走です。

12/09/2006

Dec 2006

やらねばならぬことが師走に毎年やってくる。
今年のMOT(車検)は厳しかった。タイヤ磨耗で2本交換、連結棒交
換?その他諸々、何の事やらようわからんが600ポンド也。こういう
のって no option、是非もなし。カード渡して高いなあとそっと囁
いてみたら、車が古いと金がかかるのだと店主にだみ声で説かれた。
へいへい。しかし今年は歯医者だ何だと出費が重なった。そうか僕
自身が古くなってきたということか。
TAX Disk の購買も毎年12月なのだが、これはInternet経由で購買、
郵送で送ってくれるようになった。DVLAから送ってくる書類に印刷
されたパスワードみたいのを入力すると、勝手にMOTと保険が完備さ
れているか確認して、クレジットカードで決済、郵送してくれる。
この時期、街の郵便局ではドアの外まで人のキューが続いているの
で、ありがたい。しかし、あちこちに保存されている個人情報が、
目的限定とはいえ公開され始めているのがわかる。上の例では確実
に個人に恩恵をもたらしてくれるが、反面怖さもある。個人データ
ベースの結びつきという進化が、悪い事は出来ない、という方だけ
に向かうのは構わないが、万一それら情報が一般Internetに流れた
ら、その削除は既に不可能に近い。過去、インターネット・メール
というものが実に脆い仕様のまま、一気に普及してしまった結果、
スパムのような迷惑メールや、なりすましメールが現在世界中で氾
濫している。何事も進化の過程では利便性が先行しがちなのであろ
うが、個人情報に関しては過去の段取りの拙さを十分勉強し、知恵
を絞って陋見なシステムを作るか、またはシステム化を諦めるべき
である。
当社では毎年12月、ITセキュリティーの外部監査が入る。課題は多
いものの、今年もなんとか合格のサインを頂いた。
Xmasカードへサインする、というなかなか手間のかかる作業がある。
先週は日曜返上しサイン会とした。千枚超えたら印刷で勘弁してい
ただこうと思うが、そこまで組織は大きくない。組織を大きくでき
ていない罰として、ここ数年は週末にサインしながら新顧客獲得の
戦略を練るべきだろう。
この時期には忘年会が何度か開催されるが、年々きつくなってくる。
過去には普通に飲んでいても、そうそう他人様に迷惑をかけること
は無かったと思うが、最近は量を抑えないとまずいことになりつつ
ある。ワイングラスの隣に炭酸水のグラスを置いてみたりしている
が、効果は知れたもので、やはり酒量を抑えるしかない。戦略とし
ては、特に最初の1時間に飲む量を半分にしようと思う。ゆったり
と飲むことを覚えるべき歳なのだ。内臓も古くなっているのだ。
ありがたいことに、今夜はお客様のXmasパーティーご招待いただい
ている。苦い思いがあるので、仕事から戻ってすぐに、ディナージャ
ケット、シャツ、タイの目視検査・指差し確認を実施した。と、ま
た不具合が見つかった。シャツの首のボタンがどこぞに飛んでいる
ではないか。どうも僕の black tie には何度もケチがつくなあと思
いつつ裁縫セットを探したらベッドの下からようやく出てきた。ア
メンドは普段、洗濯屋に任せているが、そんな時間は無し。はて、
どうやってボタンというのは縫い付けるのかと一瞬考えたが、さい
わい手が覚えていた。子供の頃に体で覚えたものは意外と忘れない
もんだなあと感心した。
最初の1時間に半分、半分、半分、、、そろそろ出かけるとしよう。

12/03/2006

WM5

たまに電気屋らしい話題を。ロンドンでもビジネスマン・ウーマン
が電車で携帯端末(携帯電話ではなく)でメールを読んだり書いた
りしている風景があたりまえになってきた。BlackBerryがまずは
USAで成功し、ちょっとのタイムラグでUKに浸透してきた。携帯電
話に比してサイズの大きなこの端末がなぜ欧米で受けるか。その鍵
は文字通りキーにあったと思う。タッチタイプをマスターしていな
い欧米人も沢山いるが、2百年程我々よりタイピングの経験が長い
だけ、キーボード叩き慣れは彼らのDNAにそろそろ記録されている
だろう。
携帯端末のお勉強をちょいと開始したのが今年の春。いや、なにも
携帯端末を販売して儲けようということではなく(これは数千単位
でようやくまともな商売になる)、動向調査及び頭のお遊びである。
結果、当社企画が今一番面白い・将来伸びる、と思っているのは
Windows Mobile 5 (以下WM5) というMicrosoft社の開発した携帯
端末用のオペレーティング・システム(OS)である。ベースが
Windows なので、オフィスのPCやIT環境と透過性が高い。メールは
勿論、WordやExcelを読んだり変更したりすることが出来る。
Outlookのアドレス帳やスケジュールとUSBケーブル経由で同期をと
ることも出来る。ほんとに便利。
このOSを装備した携帯端末ハードウェアは色々あれど、現時点では
台湾ベースのHTCという会社がもっとも元気良く開発を進めている。
殆どOEMなので、一般ユーザーは聞いたことが無いかもしれないが、
VodafoneやT-Mobile等にどんどん OEM提供しており破竹の勢いであ
る。こうした端末は、本来日本メーカーのお家芸なのだろうが、携
帯電話によるメールが世界一進んでしまったものだから、意外と
Windows Mobileのような携帯端末の開発は遅れている。シャープが
漸くウィルコム用の WM5端末を販売したのが今年の夏だった。
僕のWM5端末は既に2代目。初代は画面が大きくて見やすかったが、
あまりのサイズの大きさに疲れて誰かに譲ってしまった。現在の2
代目もまだ厚さがあるが、ベルトにケースで引っ掛けて持ち歩くぶ
んには全く気にならない程度まで軽くなった。日帰りや1,2泊の
出張には、モバイルPCを持参しないようになったのは大いに楽で
ある。メールは日本語でも読める(要追加ソフト)。書くことはし
ない。読んで必要があれば、そのまま電話すりゃ良いのだ。この分
野はハード・ソフトとも進化のスピードが激しいので目がはなせな
い。
WM5端末買ったものの、日本語化等でお困りの方はこちらまでご相
談を(ちゃっかり宣伝)。